実践訓練の後、複数の候補生に対して投薬試験が行われました。
あの散々な結果ですから、当然私も対象になりました。
被験者から候補生になって、初めてのことです。
投薬試験といっても被験者時代と比べれば可愛いものです・・・そう、今回はアクリルケースの中でセンサを付けられて観察されているハツカネズミ、彼らと変わらない程度なのですから。
おそらく大脳新皮質に直接作用する新薬が臨床段階に入ったのでしょう。私のAMS伸長度合いが低いことに対し、上層部から改善要求がでたのかもしれません。
投薬試験は48時間も続くのですが、10分間だけ端末を叩く許可が下りました。体中にセンサが貼られているので、そのデータ採取に支障を来さない程度の時間だそうです。
徐々に頭が痛くなってきました・・・
AMSに繋がっているときと同じ痛みです。強い嘔吐感と手足の痺れも出てきました。
時間のようです。
研究員が強化ガラスの向こう側から時計を指さしています。
では、また。
回答できなくてごめんなさい。
